A あくびをするときには、大きく口を開きますが、そのときに、物をかむときに使う筋肉から、脳へ強い刺激が出ます。すると脳の中の「延髄」という場所からの命令で、酸素を取り入れるためにあくびが出るのです。このことによっても脳が目覚めて、ねむ気を防ぐのに役立っているのです。
B 「あくび」をすると涙が出てきます。上まぶたの外側に「涙腺」という、涙を作ったり溜めたり出したりする所があります。涙は瞬きをするたびに目の表面を流れて、ごみやばい菌を洗い流しています。「あくび」をすると涙が出てくるのは、大きく口をあけるため、「涙腺」のまわりの筋肉が押さえつけられ、涙が絞り出されるからです。